【元店員体験談】中古品買取査定でよくあるトラブルを3つご紹介します

ひとりごと

僕は数年前まで中古販売店で働いました。
業務の中で「持ち込み品の買取査定」もやっていたんだけど、その買取査定絡みでお客さんとトラブルになることがよくあって、今思うとなかなかハードな仕事でした。

僕は結構長い間中古販売店で働いていたので、いろいろなパターンのトラブルに遭遇しました。
これから中古販売店に自分の物を売りに行くときの参考にもなると思うので、買取査定時によくあったトラブルや印象的なトラブルを3つ紹介したいと思います

 

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「査定金額が安い」と客に怒鳴られる

これはトラブルの中でも圧倒的多さ。
怒鳴られるまでいかなくても、小言や文句を言われるのはほぼ毎日のことでした
僕(店側)は出せる限りの買取金額を提示するようにしていましたが、こうしたことは必ず起きてしまいます。
ビビリな僕にはツラい現実です。

なぜ、こういったことが起きるのかというと
お客さんと店側の中古品に対する認識が乖離してしまっているため
です。

具体的に言うと、この類のトラブルでは、お客さんが想像するよりも低い査定金額を提示されるそれに対して腹が立つ店員に怒鳴る
という形になります。

こう整理してみると、まあ気持ちはわからんでもない感じではあります。
自分の持っている物の価値が金額という具体的な数字になって現れてしまうわけです
大抵このパターンのトラブルのときに持ち込まれる商品は、昔そこそこいい値段で買った古い洋服や家具類が多かったと思います。
お気に入りの長年使ったものの価値が、低く見積もられたら腹が立つのもなんとなくわかりますよね。

しかし、店側からすると「買った値段は中古での売値とは全く関係がない」という考えが当たり前なので、買取査定に持ってきた人に対して無礼とも取れる金額をなんの悪気もなく提示してしまうわけです。
中古品の売値には、人件費やその他諸々の費用分も上乗せしなければいけないので、買い取る金額はどうしても売値に対して安くなります。
そもそも、基本的にはモノの価値は使うぶんだけ下がってしまうものです。
冷静に考えると店側の考えも当然ですよね。

以上のように、お互い(客vs店)の当たり前の前提が真逆になってしまっているためこうしたトラブルが後を耐えません。

このようなトラブルを避けるために、店員が査定金額の理由をしっかりと丁寧に説明して、お客さん側も査定をしてもらったという感謝の気持ちを忘れずに、気持ちの良いやりとりができるといいですね。

 

「査定品、お前が壊しただろ?」と疑われる

基本的に中古品は、一度は誰かの手に渡って使われています。
もちろんモノは使われれば消耗するため、そのうち壊れてしまうのは当然のことです。

そんな中古品の買取査定においてよくあるのが
お客さんが査定に出した品物が、すでに壊れている
ということです。

もちろん、お客さんがすでに持ち込んだ品物が壊れているのを分かっている場合も多いです。
しかし、厄介なのが、壊れているのを知らずに持ってきて、店員に品物を壊したと疑いをかけるケースもまあまああるということ。

これが本当にやっかいで、お客さんと店員が「やった」「やってない」の押し問答になり、埒が開かなくなりがちです。

正直、このトラブルに関しては、店側に対策できることはあまりなくて、お客さん側が持ち込む品物の状態をある程度把握して置く必要があると思います
壊れやすいものをお店に持ち込むときは、取り扱いに注意です!

ちなみに、僕が働いていたときに、実際にお客さんの品物を壊してしまったことがありました。
そのときは、正直にお客さんに説明をして謝罪をし、動作前提の査定金額+αで買い取ることで事なきを得ました。お客さんがいい人で本当に良かった。
今でもトラウマ級の出来事です。

 

泥棒が盗品を査定に出してくる

これは上2つほど多いケースではない上、トラブルとも少し違うかもしれないけど、印象的だったので紹介したいと思います。

中古品買取において、盗品が持ち込まれるというのは割とあります
悪い人たちが盗んだものを換金するために、中古販売店に買取してもらうというわけです。

そんな泥棒が持ち込む事が多い品物のひとつが工具類
建築現場や工事現場などから、置いてある工具を盗み、換金するために中古販売店に持ち込むというのがよくある手法です。

実際に僕が働いていたときも、頻繁に工具を持ち込む怪しい男がいました。
怪しいなと思っていたら、案の定、店に刑事さんが来て、この男が来たら連絡をくださいと僕ら店員に協力をお願いしてきました

その後、その男が来店したときに警察に連絡し、後日無事にその男は逮捕されました。
犯罪の捜査に協力する機会なんてめったにあることじゃないので、正直ワクワクして楽しかったです。

中古品販売店の買取は、品物の特徴やシリアルナンバー、買取に出してきた人の氏名・住所・連絡先等を控えて、警察の要請があればそれらを提出する義務があります。
みなさんが思っている以上に、中古品販売店と警察は綿密な連携がとれているので、間違っても盗んだものを売りに行くことなんて無いように。

そもそも人のものを盗まないでください。

 

まとめ:中古品販売はなかなか難しい仕事

僕が中古品販売店で働いていたときに遭遇したトラブルを3つ挙げさせてもらいました。

この仕事は、関わる品物の数や種類、その動作方法など、本当に様々な知識が必要でした。
そのうえ、ある意味で不安定とも言える中古品を不特定多数の人から買取り、販売するので本当にいろいろなトラブルが起こります。

今思うと本当に大変で難しい仕事だったと思います。
もしよければ、みなさんが中古品販売店に行く際は、店員のことを温かい目で見守ってあげてください。

 

この記事を書いた人
KS

元バンドマン
音楽、DIY、アウトドアやバイクが好きな27歳男
人生に悩んでカナダに逃避行中
身の回りのあれこれをマイペースに更新していきます。
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