物が増えて手狭になってしまったPCデスク、新しいものを買おうとしましたが、なかなか希望の予算内でちょうど良いものが売っていませんでした。
悩んでいた中色々と調べてみると、DIYで格安でPCデスクが作れるという情報を見かけたので、実際に挑戦してみることに。
机を実際につくるのは、なかなかハードルが高そうに感じたけど、実際にやってみると思いの外簡単。アンティークっぽい仕上がりにも満足です。
サイズも好きなようにできるし値段も安いと、PCデスクのDIYはメリットだらけだったので、製作方法など詳しく紹介していきます。
必要な材料をそろえる
まずは材料をそろえます。
イケアとスーパービバホームに行きました。
必要なのものは↓
- 天板用の木材
- 脚
- 紙やすり(120番、240番、400番)
- 塗装用ワックス
天板用木材 | ¥5,500 |
脚x4 | ¥1,500 |
紙やすり | ¥200 |
ワックス | ¥2,600 |
計 | ¥9,800 |
材料はそんなに多くないし、1万円以下で揃えることができます。
ワックスは思ったより高かった。
天板用の木材
天板用の木材は「杉無垢ボード」 スーパービバホームで売っていました。
1820x900x24のサイズでお値段税込¥5,500ほど
杉板の集成材で、無骨な木目が雰囲気あってかっこいい。
横幅そのままで、奥行きの900mmを650mmにカットしてもらいました。
ビバホームのカットサービス代は1カットにつき¥55。
お好みのサイズに切ってもらいましょう。
でかい木材が入る車がなくても、大抵のホームセンターには軽トラの貸し出しがあるので安心です。
自宅まで届けてもらえるのでネット購入もアリですが、割高感はあります。
赤松集成材 【25×910×1820mm】 ( DIY 木材 レッドパイン )
テーブルの脚
テーブルの脚はIKEAで購入。
ADILISという商品名の机の脚です。
IKEA実店舗では1本あたり¥375とかなりリーズナブル
Amazonや楽天市場でも購入できるけど、実店舗に比べると高いので直接IKEAで買うのがオススメ。
テーブルの脚はいろんなデザインがあるので、お好みに合わせて選びましょう。
今回はなるべく費用を抑えるため、オーソドックスな円柱形の脚になりました。
紙やすり 塗装用ワックス
紙やすりはこの間ギターをリフィニッシュしたときに使ったものが余っていたのでそれを使いました。
ホームセンターに行けば1枚¥60くらいで買えます。
塗装用のワックスはWOOD LOVEというメーカーのものを使いました。色はチークです。
楽器のオイルフィニッシュに使っている人なんかもいるみたいです。
ビバホームでワックスを買い忘れたのでユニディで買いました。
大抵のホームセンターで塗装用のワックスは売っているはず。
正直、このワックスはきれいに色は乗せられるけど乾燥が遅いので、使い勝手はイマイチでした。
定番どころの、ワトコオイルやBRIWAXなどのほうが使いやすそうです。
実際の作業
まずは木材のヤスリがけから。
買ってきたままの木材は角が鋭いので、120番の紙やすりで丸めていきます。
角の処理が終わったら、全体をヤスリがけ。
120番→240番→400番の順で木目に沿ってかけていきます。
手で触ってみて、ある程度サラサラになればOK
ギターのようにツヤツヤのラッカー塗装をするわけじゃないので、ざっくりで大丈夫。
地獄のギターリフィニッシュを経験した僕には朝飯前です。
ヤスリがけが終わったら、オイルワックスを塗布します。
たわしでガシガシこすりつけていくように塗りました。油絵の具のような匂いで高校の美術の先生の顔が浮かんできます。
着色は裏にしたい面から行ったほうが後々楽です。
途中経過。結構雑に塗ってますが、最終的にはムラもなくいい感じになりました。
着色されていないところと見比べると、結構しっかり色が付いているのがわかりやすいです。
裏面の塗布が終わったら30分程度休ませて、乾いた布で表面を擦っていきます。
説明書には「布に色が移らなくなるまで」と書いてありましたが、何回こすっても色が移るのである程度で終わらせました。
乾燥しきれば色移りはしなくなります。(完全乾燥は3〜5日ほどかかります)
表面の塗装をする前に、脚の受けを固定しちゃいます。
角の縦横から10cm離れたところに脚がくるように、脚の受けを設置しました。
最後にも書いてますが、この位置で脚を設置すると少しだけグラつきがあるので、もう少し外側に設置するのが良さそう。
下書きを目安にネジ部に下穴を開けます。
電動ドリルは1つあると便利です。
電動ドリル用のドライバービットがなくなってしまったので、手で締め込みました。
下穴が空いてれば、そんなに力もいりません。
ネジ止めするときは、まずは全体を緩く→最後に均等に締め込んでいきます。
これは省いてもいい工程ですが、2×4材が余っていたので、裏面に補強を入れてみました。
複数の材木を張り合わせてできる集成材は反りに強いので、基本的には補強はなしで大丈夫です。
板の厚みや長さ、使用方法などを考慮し、必要に応じて補強を入れてみてください。
裏面の作業が終わったら、脚を付けて表面の塗装を行います。
脚が付くと作業がめちゃくちゃ楽です。
裏面のときと同じようにワックスを刷り込み、30分休ませて拭き取ります。
このあと3日ほど塗料を乾燥させたら、自作PCデスクは完成です!
最後の乾燥時間を除いた作業時間は3時間かからないくらい。
午前中に材料を買ってきて、余裕でその日のうちに終わらせることができました。
設置後、実際に使ってみた
乾燥が終わったので、部屋に設置しました。
やっぱり、自分で決めたサイズ感はバッチリで、落ち着いた色味も部屋に馴染んでいい感じです。
やっとアンプとスピーカーを机にセットすることができました。
せっかくなので、後ろのコードもそのうちきれいにまとめたい。
杉無垢材の優しい木の香りもして、芳香剤的な効果もあります。
木の香りが好きな僕には嬉しい思わぬ効果。
オイルフィニッシュの自然な手触りと落ち着いた色味も相まって、アンティーク調の素材を活かした素敵なテーブルに仕上げることができました。
ただ、反省点や改善点もあります。
脚設置した位置がちょっと内側過ぎたせいか、前後方向に少し揺れてしまいます。
使用に支障はなく気になるほどではないので、しばらくこのままでいってみます。
もう少し外側に広く脚を設置すれば、前後の揺れは少なくなっていたはずです。
使うのに揺れが気になってきたら、修正しようと思います。
PCデスクを選ぶときはDIYも視野に!
今回、初めてDIYでPCデスクを作ってみましたが、1万円以下の材料費で納得行く仕上がりにすることができました。
初めてでも1日あれば余裕で完成させられたし、作業自体も難しいことは特にありませんでした。
PCデスクやテーブルを探しているという人は、既製品ではなく自分で作るのも視野に入れてみることをオススメします。
DIYのPCデスク作り、楽しかったし愛着も湧いてきます。
ぜひトライしてみてください。