【ワーホリ】大人になってから人間関係を0から構築する貴重な経験【半年経過】

カナダワーホリ記

ワーホリでカナダに来て早くも半年が経過しました。(といっても書くのに時間がかかりすぎて公開時点では9ヶ月経過しています)
人見知り、英語力なし、まともな職歴なしとハンディキャップだらけの27歳男が身の回りのネガティブから逃げ出すために日本から渡航してきたわけですが、なんとか今ではカナダで充実した日々を送ることができています。

今回はそんな僕のワーホリの折り返し地点でもある半年経過したここまでを振り返った今の気持ちなどを書いていこうと思います。

 

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身の回りの環境強制リセット

幸い僕は日本では友達がたくさんいるし、家族皆と仲も良い。
今ならそうしっかり言い切れるけど、カナダに渡航する前の僕はいろんなことが周りで起きすぎて思考の泥沼にハマっていて、「本当に自分の身の回りにいてくれる人達と良好な関係を築けているのか?」と考えてしまったりしてました。なんというか、友達やら家族やらって、無意識の信頼関係で成り立っているはずなのに、そこに疑問を持ってしまった。
そうなってくると身近な人と接するときの自分が、無意識の自分ではなくて、どこか余所余所しい様な自分に感じてしまい関係を維持するのに疲れてしまうようになっていました。

さすがにこれは良くない状態だと思い、以前記事にも書いたように現実を冷静に捉え直す機会を求めて、ワーホリでカナダに来て、一旦完全に一人ぼっちの環境を作ることに。

当初の目論見通り、知り合いのツテなど一切なしにカナダに来たお陰で、びっくりするぐらい身の回りの環境がシンプルになりました。
まず、ただ日本で暮らしている限りは、「生きること」っていう最低ラインなんて意識すらしなくなっていましたが、こっちではそうではありません。言葉、文化が違えば、とりあえず「毎日を生きる」という最低ラインの意識が自分の中に芽生え、他のことを考える余裕もあまりありません。
カナダで完全に一人ぼっちになることで環境が強制リセットされて、こんなにも自分の身の回りの状況がシンプルになるものかと驚きました。向き合うものは自分だけです。

 

自分で広げていく周りの環境

語学学校が終わり、なんとか仕事と住む家を見つけることに成功し、いよいよ本格的にカナダで自分の力だけで生活する基盤が出来ました。

僕はもともと自分で自分の環境を作っていくのに苦手意識があり、基本的に周りにいる人に頼ってばかりで良くも悪くも周りに左右されがちだったように思います。しかし、カナダで自力での生活、頼る人もいないので自分で行動を起こすしかありません。住み始めた街は日本語でネットを検索しても得られる情報があまりないような辺鄙な場所だったので、本当に0からのスタートです。新しい職場と住む家(シェアハウス)だけが僕の最初の環境です。

幸いこの街は一歩外に出れば美しい景色が広がっているので、不安な気持ちはあったものの特別寂しさだったり大きな孤独感なんかはそこまで感じずにいられました。美しい風景が広がる街に移り住むことが出来て嬉しい気持ちで、これからの生活への期待感のほうが大きかったです。
仕事が見つかったというだけでたまたまたどり着いた街ですが、自分でうまく環境を広げる事ができればとても充実した日々を送れる予感がしました。そのお陰で、できるかぎり自分から行動を起こそうという気持ちになり、英語の勉強はもちろん、交友関係を広げれれそうな機会があれば積極的に参加するという姿勢を持って生活を送るようになりました。

 

オープンマインドとリスペクト

ある日、職場のオーナーが「日本語の勉強をしたがっている常連さんがいるから、興味があれば連絡してみれば」と僕に電話番号が書かれたメモを渡してくれました。
今までの僕であれば、自分から会ったこともない人に連絡するなんて考えられませんでしたが、上に書いた通り、交友関係を広がる機会はなるべく逃さないように心がけていたので意を決して連絡してみることに。
その後カフェで初めてその人に会い、つたない英語でコミュニケーションを取り合い、彼から英語を教わりつつ日本語も少しずつ教えたりしてすぐに彼と仲良くなることが出来ました。
これが成功体験となり、英語に自身がなくても人とつながることの重要さや楽しさに気づくことが出来て、そこからはフットワークが軽くなり、積極的にソーシャルな場に参加するようになりました。

そんな中で交友関係を広げていくにあたってオープンマインドでいること会う人にリスペクトを持って接することの重要さを実感しました。
言葉もろくに喋れない外人(僕)に優しく接してくれるような人の周りには同じようにとても優しい心を持った人がたくさんいます。
そんな周りの優しさに最大限のリスペクトをもって、心を開いて自分の伝えられる限りのことを伝えるように心がけていたら、気づけば温かい環境に囲まれていました。
なんというか、ここまで良い循環に身を置けるとは思っていなかったので驚きではありましたが、同時に今までの自分も肯定できるような気持ちになり、今はとても充実した気持ちで日々を送れています。

日々を過ごす中で、オープンマインドリスペクトはシンプルではあるけどとても重要なことであると気づけたのは自分の中で大きいです。
やっぱり、惰性で日々を過ごしている中ではこういった根本的なことを改めて捉えるのは難しいですが、カナダで0から生活をスタートをすることで、こういった人と関わるうえでの根本的な部分を見つめ直せています。そうすれば自ずと日本で今まで築いてきた周りの環境にも感謝できるようになりました。
それだけで僕が無理やりカナダに来た意味は大いにあったと思います。
20代も終盤に差し掛かり、仕事のキャリアやスキルアップも大事なことかもしれませんが、もっと根本的なことを捉え直す機会を得られたことは本当に僕の人生にとってプラスになっています。

「英語力や学歴、まともな職歴がなくても、ワーホリで海外生活にチャレンジすれば、何かしら得られるものはあるな」と思っているカナダ生活6ヶ月を終えた僕です。もちろんどのような心持ちで日々を過ごすかによりますが。

正直、日本に帰りたい気持ちはこの時点でほぼ無いです。

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