先日記事にしたahamoのiPhone11が手元に届き、iPhone11をメインスマホとして使用し数日経過しました。
今まで使っていたOppo Reno AはAndroidベースのミドルレンジスマホ。
対してiPhone11は2021年現在でもハイエンドといえる性能を持っています。
OSからスペック、価格帯まで異なるReno AとiPhone11ですが、乗り換えて比べてみたらさまざまな違いがわかりました。
コスパが高い全部入りスマホのReno A、頑張ってくれていたけど、やっぱりiPhone11には敵いませんでした。
理不尽な比較であることは百も承知ですが、素直な感想です。
スマホライトユーザーの僕の完全な主観で、Reno Aと比べてiPhone11が良かった点など紹介していきます。
iPhone11とOppo Reno Aのスペック
まずは、両者の主なスペックを比較してみます。
iPhone11 | Reno A | |
CPU | Apple A13 | Qualcomm Snapdragon 710 |
内蔵メモリ | 4GB | 6GB |
画面サイズ | 6.1インチ | 6.4インチ |
画面解像度 | 1792 x 828 | 2340 x 1080 |
パネルタイプ | 液晶 | 有機EL |
メインカメラ | 1200万画素 広角・超広角 | 1600万画素+200万画素(深度計測用) |
インカメラ | 1200万画素 | 2500万画素 |
4K動画撮影 | 対応 | 対応 |
手ブレ補正 | 有 | 無 |
バッテリー容量 | 3110mAh | 3600mAh |
重量 | 194g | 169.5g |
防水規格 | IP68 | IP67 |
認証機能 | 顔認証 | 顔認証 画面内指紋認証 |
SDカードスロット | 無 | 有 |
おサイフケータイ | 有 | 有 |
価格(発売時) | 74,800円〜 | 35,800円 |
ざっくり主なスペックはこんなかんじ。
2019年秋のほぼ同時期に発売されたこの2機種。
こうして表にして比べてみると、iPhone11よりReno Aのほうが優れているように思えてしまうかもしれません。
「iPhoneは高いのにだめだな」とカタログスペックだけを見て思う人もいるかもしれませんが、実際に両方使ってみるとカタログスペックほどの差はなく、というか、iPhone11のほうが圧倒的に完成度の高いスマホでした。
カタログスペックを武器に、大々的に宣伝にできるよう華やかに見せるのがOppoの戦略という側面もあるかもしれません。
事実、僕はReno Aを購入するとき、ほぼ同時期に出ていたiPhone11と比較し、2倍の価格差があるとは思えないReno Aのスペックに惹かれて購入を決めました。
iPhone11の良かった点
スペックを表で比較したところで、実際に使ってみて感じたiPhone11の良かったことを紹介していきます。
なにをしても動作がサクサク
まず感じたのはiPhone11は非常に動作が安定しているということ。
カメラの起動、撮影や様々なアプリの使用等、あらゆる動作がサクサクで使っていてストレスを感じる場面が今の所ありません。
Reno Aはカメラのシャッターボタンを押してから、実際に撮影されるまで少しラグがあったり、撮影した写真や動画の編集などに時間がかかったりと、少し動作にモタつく場面が有りました。
ほかにも、アプリによってはスクロールがカクついたり、アプリが落ちてしまうということも。
iPhone11に載っているCPUはA13 bionicチップ、Reno AにはSnapdragon710というチップが載っています。
ベンチマークスコアを見てみると、A13 bionicがSnapdragon710の2倍以上の性能となっていて、この差が操作感にそのまま現れている印象です。
もちろん、2倍以上の価格差があるため当たり前なんですが、ライトユーザーにとってもCPU性能は大事なんだなと改めて実感しました。
iPhoneはアプリの最適化がしっかりされている
「iPhoneはアプリの最適化がしっかりされている」というのもReno AからiPhone11に乗り換えて感じたことの一つです。
iPhoneのアプリは動作が安定していて、表示もキレイ。
上でCPU性能の差に触れましたが、アプリの動作の安定性は「その端末への最適化がしっかり行われているか」でもけっこう差が出ると思います。
Reno Aを使っているときは、重たい作業をするわけではないアプリでも、表示に時間がかかったり、表示がおかしかったり、アプリが突然落ちたりといったようなことが割とありました。
AndroidベースのOSを搭載しているスマホは、様々なメーカーから数え切れないほど出ていますが、iOSを搭載しているスマホはiPhoneだけ。
基本的にiPhone用のアプリはiPhoneのためだけに作られているので、動作が安定していて表示もキレイなんだと思います。
iPhoneはアプリのデザインや使用感などに統一感があって使いやすいです。
カメラ性能が良い
カタログスペック上ではカメラの画素数はiPhone11が1200万画素、Reno Aは1600万画素+200万画素と、一見Reno Aのほうがきれいな写真を取れそうなスペックとなっています。
しかし、同じ写真を撮って比較してみたところ、iPhone11のカメラの性能のほうが高く感じました。
簡単にではありますが、同じ写真を撮って比較してみたのでご紹介します。
まずは自然光の入る屋内での撮影
写真が傾いていますがご容赦ください。
自然光の入る暗めの屋内ではそこまで差はでない印象ですが、Reno Aのほうが暖色よりな色味になっています。
この写真では優劣の判断はできませんでした。そう考えると「Reno A頑張っているよな」と思えます。
ベランダに出たものの、撮るものが全然なかったので物干しを撮影。
カメラから10〜20センチほどの距離で撮りました。
この写真では結構差が出ました。
iPhone11のほうがよりハッキリとメリハリのある写真になっています。
Reno Aは少しぼんやりとした印象です。
続いては景色の撮影。これも結構違います。
iPhone11のほうがより建物の情報量がしっかり伝わる感じに、ハッキリと写っています。
Reno Aはぼんやりとして主張がない感じ。
空の色味がだいぶ違いますが、より目で見た色に近いのはiPhone11の写真です。
撮った写真を見比べてみると
iPhone11は目で見た色味に近く、ハッキリと力強い写真
Reno Aは暖かみのある色味で、解像感が少し低い写真
になる印象でした。
写真はズブの素人に付き、非常に抽象的な表現しかできず申し訳ないですが、直感的に「いい写真だな」と思える写真が撮れるのはiPhone11でした。
あいにくの小雨で写真の対象物も明るさも、少し比較するには微妙な感じになってしまったので、後日、動画や夜景などを比較してみようと思います。
スピーカーの音が良い
iPhone11はスピーカーの音がReno Aに比べてとても良いです。
Reno Aでは聞こえなかったベースなどの低音域の音もしっかりと鳴らしてくれます。
他にも、iPhone11はステレオ、Reno Aはモノラルということもあってか、iPhoneは音の広がりを感じることができます。
Reno Aで画面を横にしてフル画面で動画を再生しているときは、音の飛ぶ方向が自分に向いてくれないような感覚もあり、無駄に音量を上げないといけない場面が多々ありました。
動画再生時やちょっと音楽を鳴らしたい時に、iPhone11のスピーカー性能の良さを体感できます。
MacBookとの連携機能がすごく快適
いままでReno Aを使っていて感じていたストレスの一つに、MacBookとのデータのやり取りの煩わしさがありましたが、いざiPhone11を使い始めると、MacBookとの親和性の高さに驚きました。
Airdropは写真や動画からWebページまで、あらゆるデータを簡単、迅速に送受信できるので、本当に便利。
ほかにも、iPhoneでコピーしたテキストをMacBookでペーストできるなど、シームレスな連携機能が多数あります。
Reno AからiPhone11に変えて
「パソコンにMacを使用しているなら、スマホはiPhoneにしないと損」
くらいに感じるほど、これらの連携機能は便利です。
こうしてApple信者は増えていくんでしょうね。
恐ろしい企業です。
iPhone11の残念な点
ここまで褒めちぎってきたiPhone11、もちろんReno Aから乗り換えて残念だった点もあります。
Lightningケーブル
「誰にも望まれていない」とさえ言われているLightningケーブル
僕にとっても例外ではなく、このケーブルの存在意義に疑問を持っています。
僕のMacBook Airの充電端子はUSB Type C
すでに数本のType Cケーブルを持っていますがiPhoneにこれらは無意味です。
Reno Aのときは同じケーブルを使いまわしたりしていたので、iPhoneの充電端子がLightningというのに結構な不便を感じています。
Type Cでいいじゃん!
久しぶりにiPhoneを使って、改めて思いました。
認証機能がFace IDのみ
iPhone11の認証機能は顔認証のFace IDのみ。
iPhone11を使い始める前からわかってはいたけど、Reno Aにあった画面内指紋認証の便利さを改めて実感しました。
現在コロナ禍ということもあり、外出中はほぼ絶対マスクを付けています。
iPhoneのロック解除のときに、いちいちマスクをずらさないといけないのが非常にめんどくさい。
やっぱり指紋認証はあったほうが良いと思いました。
文字入力が少し不便
Reno Aで使っていたGoogle製キーボードの「Gbord」に慣れてしまっているため、iPhoneの文字入力が少し使いづらく感じています。
Android用のGbordには、
- 検索ボタン脇にカーソル移動ボタン
- キーボード上部にコピーしたテキストが表示されていて、ワンタップでペーストできる機能
- キーボードの1番上の段に数字を常に表示する機能
これらの機能があって、非常に使い勝手が良かったです。
iPhoneでも使えるようになってほしい。
重たい
カタログスペック比較の表にもあるように、本体重量がiPhone11は194g、Reno Aは169.5gとなっています。
iPhone11の本体サイズはReno Aよりも小さいにも関わらず、20g以上重たくなっているので、ずっしりとした重量感を感じます。
ベッドで横になって動画を見ているときなど、長時間本体を持っているとちょっと疲れました。
iPhone11はケースをつけると200gは超えてくるので、女性とかにははちょっとしんどい場面があるかも。
僕はReno Aという比較対象があったから感じただけかもしれないけど、最近の色々なスマホの重量と比較してもかなり重い部類に入るので、これはiPhone11の弱点と言えると思います。
ライトユーザーにこそiPhoneが最適
Reno Aから乗り換えてみて感じたiPhone11の良かった点、残念だった点をReno Aとの比較を元に、あげさせていただきました。
価格差等考慮すると理不尽な比較でReno Aがかわいそうな感じもあったけど、Reno Aも値段の割に善戦してくれた印象です。
しかし、やっぱり天下のApple、iPhone11の完成度はさすがでした。
Ahamoで購入した54,890円という値段を考えると、コスパはめちゃくちゃ高いです。
iPhone11に換えてよかった
と素直に思える結果になりました。
「iOSは拡張性が低くて使いにくい」
という意見もよく目にしますが、スマホライトユーザーの僕からすると逆にそれがありがたい。
手にとってすぐに、あらゆる作業を高水準でこなしてくれるのがiPhoneなんだなと実感しました。
「とりあえず、スマホは使えれば何でも良いや」
と思っている人にこそ、iPhoneは最適な選択肢だと思います。