昨年11月、M1チップを搭載した新しいMacBookとMac miniが発表されました。
今まで、2011年製の化石のような21インチiMacで趣味の宅録を楽しんでいた僕にとってはビッグニュースだったので、特に何も考えずに新しいMacBook Airの購入に踏み切りました。もちろん金利ゼロの24回払いで。
当然のように今まで通りLogic Pro XでWavesのプラグインを使う気でいたんだけど、公式サイトを確認してみると、WavesはM1チップをサポートしていないとしっかり書いてあります。
公式にそう書かれてはどうしようもないと思ったけど、Logic Pro XをRosettaを使って起動するとWavesのプラグインを使えるという情報を見かけたのでダメ元で試してみました。
まずはWaves Centralをインストール
まずは公式サイトからWaves Centralをダウンロード、インストール。
自分の使えるバージョンを確認して、それぞれ対応するものを選びます。
僕の場合は最新のV12でした。
この時点でダメな可能性も十分考えていたけど、全くそんなことなく普通にインストールが完了。
プラグインをアクティベート、インストール
続いてインストールしたWaves Centralからプラグインをアクティベートしてインストール。
特別な手順も必要なく、やっぱりここも何の不具合もなくすんなりと終わります。
Logic Pro XをRosettaを使用して起動
まずアプリケーションフォルダからLogic Pro Xのアイコンを右クリックし「情報を見る」を開きます。
そしたら、「Rosettaを使用して開く」という項目にチェックを入れます。
そして普通にLogic Pro Xを起動すると、プラグインの読み込みが始まりWavesのプラグインが一覧に表示されるようになりました。
Rosetta経由でも動作はサクサク
Rosetta経由でLogic Pro Xを動かし社外製のプラグインを使うと、動作が重くなるんじゃないかとも思ったけど、今の所は全然問題ないです。
18トラックほどあるプロジェクトを開いてみたら、Logicの起動も早いし、Wavesのプラグイン自体もキビキビと動いていました。
書き出しも普通にできたし、今の所は不自由は1つもありません。
100トラック以上を扱ったり、ソフトウェア音源をたくさん使ったりとヘビーユースに耐えうるかはわからないけど、僕のように20トラック前後のプロジェクトを扱うぶんには問題ありませんでした。
まとめ
以上の方法でRosettaを使用してLogic Pro Xを立ち上げるだけでWavesを使用することができました。
M1チップへのDAWプラグインの対応状況を確認せずに新しいMacBookを購入してしまったけど、これでひとまず安心です。
M1 MacBook Airの懐の深さに感謝。
今後、使用していく上で気づいたことや不具合などあったらまた報告したいと思います。
追記:不具合について
レコーディングした音源の編集をしていた途中、Logic純正のプラグインBass amp designerを選択し起動させようとすると、Logic Pro Xが突然落ちるという不具合が起きています。原因はよくわからない、、、
この表示の後、Logicを再起動しBass amp designerを起動すると普通に使えるようになるけど、しばらくするとまた同様の症状が出てしまうことがあります。
その他に、Wavesのプラグインの起動にもたついたり、プロジェクトを開くのに時間がかかったりという現象も起きました。
まだまだ使っていないプラグインがたくさんあるので、またこうした不具合はあるかもしれません。不具合が出次第、追記したいと思います。
使用に問題ない程度だけど、やっぱりRosettaを使って社外製のプラグインを使うと少し不安定な挙動になってしまうようです。少し残念。