【ラッカー塗装】半端な覚悟で素人がギターリフィニッシュに手を出した結果【理由・準備編】

DIY

すごく久しぶりの投稿になってしまいました。
約1ヶ月間何をしてたかというと、ギターのリフィニッシュに挑戦していました。

「リフィニッシュなんて塗装を剥がしてスプレー吹けば終わりでしょ」
と甘く見ていましたが、実際やってみるとものすごく大変
やり始めたはいいものの、途中で投げ出したくなってしまうほどです。

大変な思いをしながらも、ようやく完成したので、作業工程、失敗やそのリカバリーなど、僕の苦労をシェアさせてください。

一度に書ききれないほどボリュームが多いので、それぞれ工程ごとに書いていこうと思います。
工程ごとにと言いつつも、今回はリフィニッシュを始めた理由や準備などについて書いていきます

 

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リフィニッシュに至った理由

ギターのリフィニッシュを始めた理由は、初めてフェンダー系のギターを手に入れたから
当初はリフィニッシュの大変さを知らなかったので、ほんとに軽い気持ちではじめました。

ストラトキャスターやテレキャスターなど、フェンダー系のギターはネックとボディをかんたんにバラす事ができるので、ギブソン系のギターに比べたら作業の敷居がぐっと下がります。

もともと何かを分解したりいじったりするのが好きな性分なので、購入したストラトキャスターで思いっきり遊んでやろうと、リフィニッシュを始めました

その他の理由としては、ポリ塗装があんまり好きじゃないということ。
何が好きじゃないかと言うと、経年劣化しないところが好きじゃない。

巷ではラッカーのほうが音がいいのが常識みたいな意見もよく見るけど、僕にとってはそんなことはどうでもよくて、あくまで見た目重視
ギターはボロボロになっていくほどかっこいいと思ってます。そのためにはポリ塗装ではなくラッカー塗装が必要でした。

しかし、塗装としてはラッカーよりもポリのほうが強度もあるし扱いも楽でいいことずくめです
ラッカーへのリフィニッシュは、ギターの音質が良くも悪くも変わる可能性があったりもするので、リスクも承知で作業をはじめました

 

まずは場所の確保から

リフィニッシュするにあたって、最初に確保しなければいけないのが作業スペースです。
最初に確保しなければいけないけど、いちばん難易度が高いかもしれません。

塗装を剥離するときには、ビビるくらいヤスリの粉が出るし、スプレーを吹くときはビビるくらい溶剤臭いし、塗料の粒子が舞います。

部屋の中での作業は絶対オススメしません
可能なら外で作業したほうがいいです。

僕の場合はもともと工場だった実家のスペースを借りて作業しました。

もし屋内でやるなら、風呂場をがちがちに養生して、窓全開、換気扇を回して作業するのがいいかもしれません

 

購入した塗料、道具など

リフィニッシュをするにあたって、必要なものは割とたくさんあります。

塗料なども様々な種類があるので、僕が使ったものを紹介します。

購入した塗料類

・アサヒペン 木部用プライマー

塗料の吸い込みを抑える木部用プライマー
1缶まるまる使い切りました。

・ソフト99 ホワイトプラサフ

車のリペア等でよく使うソフト99の白プラサフも使いました。
FenderのFiesta Redのように、トップの着色の下に白い着色層を作るために吹いたのですが、普通の白いラッカースプレーでも大丈夫そうでした。
2缶使用。

塗装が剥げたときに白が見える感じを狙いました↓

・クリアラッカースプレー

昔のフェンダーはサンディングシーラー代わりにクリアラッカーを使用していたという情報を見かけたので下地用に使用しました。
2缶使用

・アスペン ラッカースプレー

着色には、DIYリフィニッシュの定番アスペンラッカースプレーの茶色を使用しました。
噴霧量、粘度などがちょうどよく、扱いやすいカラースプレーです。カラーバリエーションが少ないのが少し残念なところ。
茶色を3缶使用。

・セメダイン 穴埋めパテ

木に塗料を乗せる前に導管などの凹凸を埋めるためにパテを使用しました。
ギターのリフィニッシュでの導管埋めにはとの粉を使っている人が多いですね。

・コンパウンド類

塗装の仕上げ用のコンパウンド
安価で入手性も良いピカールと車用のコンパウンドを使用するのがいいと思います。
専用のものじゃなくても大丈夫でした。

購入した道具類

・空研ぎペーパー・耐水ペーパー

塗装の剥離の際は空研ぎペーパーを、塗装した塗料の研磨には耐水ペーパーを使用しました。
空研ぎペーパーは120番・240番・400番を使いました。
耐水ペーパーは800番・1000番・2000番あたりがあればいいと思います。
塗装の剥離にはけっこうな量の紙やすりを使うので多めに買っておいたほうがいいです。

・キムワイプ

塗装面の脱脂や水研ぎ後の拭き取り用にキムワイプも購入。
タオルでやると糸くずやホコリが付着してしまうので、キムワイプおすすめです。
キッチンペーパーでも代用可能。

 

リフィニッシュにあたって購入したこまごましたものはこんな感じです。

その他、家にあったアイロン、電動ドリルも使用しました。

あと、マスクは絶対したほうが良いです
ヤスリの削りカスや塗料は吸い込みやすい上、体に毒なので。
普通の不織布マスクでも問題ないけど、しっかりした防毒マスクのほうが作業は快適だし安心だと思います。

 

なんだかんだで15000円くらい使ったと思います
思ったよりお金を使っちゃいました。

引き返すなら今のうち

僕がよく見ているFunk OjisanのYoutubeチャンネルでこんな動画があります。

めちゃくちゃざっくり言うと、
ポリ塗装のリフィニッシュは超たいへんだから、うかつに手を出さないほうがいいよ
って感じ。

ギターリペアのプロが言うんだから間違いなし。
でもなんとなく僕はそこを乗り越えられるような気がしたので、リフィニッシュに挑戦しました。

実際に自分でリフィニッシュをやってみましたが、本当にめちゃくちゃたいへん
これからギターを自分でリフィニッシュしたいという人がいたら、まず止めると思います。

一旦冷静になって、ほんとにリフィニッシュする必要があるのか?をじっくり考えることをおすすめします。

上がってしまったリフィニッシュ熱を冷ますためにも、僕が行った作業をこのブログに鎮めていきます。

次回は実際の作業、塗装剥離の紹介をします。

引き返すなら今のうちです。

 

次回記事はこちら↓

 

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