【カナダ】人見知り&低英語力27歳男の語学学校生活のはじまり【ワーホリ】

カナダワーホリ記

前回記事ではネガティブ全開で日本からカナダへ飛ぶ過程を書き連ねてみたので、今回はケロウナでの語学学校生活のはじまりを記事にしてみようと思います。
27歳の人見知り高卒男による9年ぶりの学校生活の幕開け、しっかり苦戦しました。

 

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筆者の性格とカナダ渡航前の英語力

前回記事を読んでくれた方はすでにお分かりかもしれないけど、僕はめちゃくちゃネガティブな上、人見知りもするし新しい環境が苦手です。大勢いる飲み会の席などでは端っこで静かにしてることがほとんどで、にぎやかな環境より静かな場所に一人や少人数でいるほうが断然好きです。
英語力に関しても、行く前の段階ではほぼゼロと言っていいと思う。中学生までは学校の英語は得意だったけど、それ以降は勉強という勉強はほとんどしてこなかったので、全く喋れないし聞き取れない。一応カナダへ行くに当たって高校レベルの参考書などを用意して、独学で勉強してみたりはしてました。ついでにTOEICなんかも試しに受けてみたりもして、なんとなく英語に触れるようにはしてました。

語学学校とホームステイの費用

まずは語学学校とホームステイの費用について振り返ってみたいと思います。
2ヶ月間(4週間)の通学期間での総額は以下の通り。留学エージェントと相談してプランを立てました。

総額日本円にして約55万円
ホームステイでの2ヶ月間の衣食住が確保されてるとはいえ、やっぱり学校って高いんだなと改めて感じました。前回記事にも書いたけど、ありがたいことに僕は親戚から資金の援助をしてもらえたのでこのようなプランを立てられました。
学校の中には、費用などの兼ね合いで授業が午前中だけの人がいたり、通学期間が1ヶ月だけの人がいたりと、学校への通い方は人それぞれ。留学エージェントに自分の希望などを伝えて相談すれば、フレキシブルなプランニングを手伝ってくれるはずです。
ホストファミリーの空港送迎と昼食の提供を削って少し費用を抑えたりするなど、細かいオプションの有無で100ドル単位で費用が変わったりもしたので、もし学校に申し込む場合はその辺も頭に入れておくと良いかもしれません。

上記の他に教科書レンタルのデポジットとして100ドルも現金で初日に支払いました。教科書にダメージなく返却できればこのお金は戻ってきます。(教科書への書き込み等もNG)

 

登校初日のクラス分け

右も左もわからない状態で、とりあえず指定された日時に学校へ。不幸なことにこのとき風邪を引いてしまっていた上、時差ボケも相まってコンディションは最悪。
でも登校初日を欠席するのも気持ち良くないし、英語で欠席とその理由を伝えられる自信も気力もなかったのでとりあえず学校に行きました。

学校に到着し、受付のスタッフに名前を伝え入学許可証を見せると、学校にあるパソコンでテストを受けるように案内されました。
10問ほどの文法や語彙に関する選択問題と10問ほどのリスニングの問題があり、それを受けると今度は個室に案内され、面接形式でのスピーキングのテストが始まります。
これはレベルごとにクラス分けをするためのもので、テストが終わると僕が受けるクラスへと案内されました。

このような流れで、午前中の授業(文法)は中上級(Upper intermediate)、午後の授業(スピーキング)は初中級(Pre-intermediate)を受けるよう案内され、教室に向かいます。

正直、初日は入学者全員でオリエンテーション的なものを受けて流れを掴んでから学校が始まるものだと思っていたけど、その日の入学者は僕だけで、実際はすべてが突然始まりました。良くも悪くもテキトーな感じです。
学校によってこの辺は色々だと思いますが、僕が申し込んだ学校はアットホームな環境が売りだったので、割とアバウトな運営方針だったのかもしれません。僕としてはあまりキッチリしていないほうが肩肘張らずに過ごせるのでありがたいのですが、せめて初日の説明くらいはもう少しちゃんと受けられたら助かりました。

 

各クラスのレベル感や授業内容

クラス分けテストで文法が中上級(Upper intermediate)、スピーキングが初中級(Pre-intermediate)に振り分けられましたが、それぞれレベルの定義は以下↓

出典:https://learnenglish.britishcouncil.org/english-levels/understand-your-english-level

  • 中上級 Upper intermediate
    複雑な文面の趣旨を理解する事ができ、ある程度流暢に簡単にコミュニケーションをとれる。様々な話題について明確、詳細な文章を書けて自分の意見を述べることができる。
  • 初中級 Pre-intermediate
    日常的な場面で頻繁に使用される表現を使ってコミュニケーションをとることができる。簡単で直接的な情報交換ができ、身の回りのものや必要なものについて説明できる。

正直言って、実際の自分の力よりだいぶ高いレベルのクラスに振り分けられてしまったように感じます。

授業内容は午前中は文法午後はスピーキングとなっていましたが、どちらの授業もテキストで文法の学習もするし、ディスカッションなどのスピーキングの学習もしてましいた。
午前中はテキストの比重が高く、午後はスピーキングの比重が高いといった感じです。

使用していた教科書はNational Geographic English Learningのものでした。もちろん内容はすべて英語で、ビデオなどを視聴しつつ問題に答えたり、教科書内の問題を解いたり、テーマに沿ってディスカッションをしたりといった感じです。
TED Talkが題材になっていたりして、内容自体は面白くて興味が持てるものが多く学習しやすかったです。

多国籍なクラスメイトとイングリッシュオンリーポリシー

事前に日本人比率が少ない学校を探していたこともあり、僕が通っていた学校の生徒たちは本当にいろいろな国籍や年齢の人が入り混じっていました。
僕が受けていたクラスはざっくり、メキシコ人が4人、ウクライナ人が3人、ブラジル人、コロンビア人が1人ずつといった感じでした。日本人は僕含め2人でしたが、1人は僕が入学して2週間ほどで卒業しました。

ご時世的にこの学校にはウクライナから避難してきた人がたくさんいたのも興味深かったし、南米やアフリカから来ている人もいたり、とてもグローバルな環境でした。

一応この学校にはイングリッシュオンリーポリシーという決まりがあり、名前の通り「学校内では英語だけ使うように」といったものです。
もし、他の言語を学校内で使ってしまうと反省文を書かされたり、最悪の場合は授業を受けられなくなるといったようなペナルティが設けられています
しかし、実際にはそんなに厳しく取り締まられておらず、やさしく口頭注意で終わっている場面がほとんどでした。クラスメイトのメキシコ人たちは18歳前後の子たちだったので、あまり周りのことを考えられないのか、しょっちゅうスペイン語で騒いだりしていて正直不快でした。
このポリシーに関しては、アットホームな環境とはいいつつも、もう少し徹底してほしかったと思います。

年齢層も本当に幅広く、15歳くらいの子から70歳を超えた人まで男女問わず様々な人がいました。
しかし、偶然なのか僕が通っていた時期は20代半ばくらいの生徒が本当に少なくて、共通の話題を持てるような人となかなか出会えませんでした。(僕のコミュニケーション能力の無さが大きな原因ですが)

 

初日を終えての感想

正直に初日を終えての感想を言うのであれば、「もう行きたくない」でした。
体調が悪い上にハイレベルなクラスに突然入れられて、クラスで僕だけ英語がほとんど話せない状況に身を置くことになり、一度心が折れました。英語だけで進む授業に着いていくのもかなり大変だし、ディスカッションでは毎回僕が流れを止めてしまうし、かなり惨めな思いをしました。
その上、僕はただでさえ人見知りで新しい環境に馴染むまで時間がかかるタイプなので、このような環境はかなりハードです。

初日を終えた時点でしっかり打ちのめされた人見知り低英語力27歳男の僕ですが、高いお金も払っているし、通学期間も2ヶ月だけなので、「なんとか振り分けられたクラスに最後まで食らいついてやろう」と無理やり決心しました。
9年ぶりの学校生活のスタート、初っ端から大苦戦で泣きたくなりましたが、27歳男がみんなの前で泣くわけにはいきません。せっかくはるばるカナダまでやってきたからには、低英語力であろうが人見知りであろうが、どうにかこの状況を乗り越えようと自分を鼓舞しました。
幸い学校のスタッフやホストファミリーはすごく親切で、僕のことを見守りながら応援してくれているのを感じることができたし、それも僕の背中を押してくれました。

やっぱり、人見知りでヤワなメンタルの持ち主が、単身知らない土地の語学学校に通うというのはなかなかにハードな挑戦であると思います
もし、人見知りな性格の持ち主がワーホリで語学学校に通うんであれば、せめて心がポッキリ折れてしまっても大丈夫なように心の準備をしっかりすることをおすすめします。
あと、渡航前の英語の勉強はいくらやってもやりすぎということはないので、できる限りたくさんやっておいたほうが良いです

とはいえ、僕が乗り越えられたハードル、みなさんならもっと簡単に乗り越えられるはずです。
もし、海外渡航やらなにやらで不安を抱えている人がいたら、勇気をだして踏み出してみるのもいいかもしれません。

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