「これからDTMを始めて、歌やギターを録ってみたい」
そんなときに必ず必要になってくるのがオーディオインターフェイスです。
単に「オーディオインターフェイス」といっても、数千円のものから数十万円のものまで本当に様々な種類があります。
なにも知識がないとことからいざ宅録を始めるとなると、最初のオーディオインターフェイス選びはなかなか難しいかもしれません。
今回は「初めてのオーディオインターフェイスの選び方、おすすめの機種」を紹介していきたいと思います。
選び方①パソコンとの接続方法を確認
オーディオインターフェイスとパソコンを接続する規格には様々なものがあります。
- USB
- Firewire
- Thunderbolt etc…
最初の1台目を選ぶときは、とくにこだわらずUSB接続のものを選びましょう。
オーディオインターフェイスに採用されているUSBの規格は「USB2.0」「USB3.0」が主流です。
数字が増えるほど大容量のデータ通信が可能になるため、高音質な録音再生が可能になります。
オーディオインターフェイスがUSB3.0なのに、パソコン側がUSB3.0に対応していないと、オーディオインターフェイスが動作しない可能性があります。
まずは自分のパソコンとオーディオインターフェイスのUSB規格が適合してるか、確認してください。
古めのPCを使っている人は特に注意!
選び方②入出力チャンネル数
オーディオインターフェイスには様々な入出力数を持ったモデルが販売されています。
まず、入力と出力をざっくり説明すると↓
マイクやギター、その他楽器の音声信号で録る音の入り口
スピーカーやヘッドフォン等を接続 再生する音の出口
入出力数はこれがそれぞれいくつあるか、ということです。
僕が最初の1台にオススメしたいものは
入力x2 出力x2(ステレオ) ヘッドフォン出力
を備えるものです。
2つの入力があるものでも、1つはマイクを接続するXLR端子、もう一つはLINE入力用のフォン端子のものもありますが、「2つともXLR入力に対応しているもの」がいいです。
理由は「2つのXLR入力があれば、2本のマイクでステレオ録音ができる」から。
このインターフェイスような「XLRとフォン端子を共用できる」ものが2つあるものを選んでみてください。
出力端子はギターのシールドのような「フォン端子」が2つあったり、「RCAケーブル(赤白ケーブル)」が付いてたり、ものによって様々なので手持ちのスピーカーと合うものを選びましょう。
また、スピーカーへの出力とヘッドホンへの出力がそれぞれ独立しているオーディオインターフェイスがおすすめです。
楽曲のミックス作業をしたりすると、スピーカーとヘッドフォン交互に使って音を確認したりもするので、それぞれ独立して音量調整できると便利。
ちなみに僕は左右独立したモニタースピーカーを使っているので、出力が「フォン端子x2(LR)」のものを選んでいます。
選び方まとめ
- 接続はUSB
- 入力は2ch(XLR入力が2つあるもの)
- 出力はそれぞれスピーカー出力とヘッドフォン出力が独立してあるもの
はじめの1台ということで、簡潔にまとめるとこんな感じ。
上記3つのポイントを守れば最初のオーディオインターフェイス選びは間違いないです。
以下で最初の1台にオススメのオーディオインターフェイスを紹介します。
最初の1台にオススメの機種3選
・M-Audio M-Track Duo
以前記事でも紹介したコスパ抜群のオーディオインターフェイス。
必要最低限の機能しかないけど、逆にDTMを始めた初心者には操作しやすいはず。
・Focusrite Scarlett 2i2
イギリスの老舗オーディオ機器メーカーのオーディオインターフェイス。
高品位なマイクプリを搭載していて、自宅でも高音質なレコーディングが可能。
192Hzのサンプリングレートにも対応しているので、音質に拘りたい人にオススメ。
・Audient evo4
こちらも音質に定評があるAudient製のインターフェイス。
シンプルな構造なうえ、自動で入力ゲインを調整してくれる機能があるので、初心者にぴったり。
ぱぱっと手軽に録音することができます。
初めてのオーディオインターフェイス選びの参考になれば幸いです!